チベット
Tibetan Buddhism
BRIDGE , BCD9015 , 1987年David Lewiston録音
Shartse College of Ganden Monasteryにおける声明
南インドKarnataka地方の寺院においてチベット仏教の声明を現地収録したCDです。Shartse
College of Ganden Monasteryはゲルク派密教の寺院のようです。詳細な英文解説が付いていますが真面目に読んでいません。
おだやかな印象の声明と供に鳥の声が聞こえます。家人にレコードの音がウルサイと言われて止めたところ、家の外から「ホーホケキョ」という鳥の声が聞こえてきました。
鳥の声を聴きたい人にお勧めです。
LADAKH
LE CHANT DU MONDE , LDX-274662 , 1989
寺院と村の音楽
LADAKH地方の寺院と村の音楽を収録したCDです。寺院の声明は、厳粛な雰囲気をよく伝える録音です。村の音楽は唄を主とした生き生きとしたものです。オーボエ属の楽器と太鼓の伴奏による女声の唄が、日本の民謡も思い出させる独特なメロディーで印象的でした。
チベットを知りたい人にお勧めです。
チベット密教 声明の驚愕
JVC , VICG-5040 , 1989
ギュートゥ・ゴンパの僧侶たち
サンワ・デュパの声明
インドに亡命したダライ・ラマの紹介により録音されたCDだということです。ギュートゥ・ゴンパは、チベット仏教のゲルク派のタントラ(密教)の研究と実践のための寺院だそうで、ここの僧侶による声明を収録したものです。
この声明を聞いて驚くのは、人間の声とは思えないような低い声です。サンワ・デュパという密教のお経を唱えているので、不謹慎だと言われそうですが、意味が分らなくとも聞いて楽しめます。
チベット密教の声に驚きたい人にお勧めです。
Sacred Temple Music of TIBET
ARC Music , EUCD 1479 , 1998 (Deben Bhattacharya 1962年〜1979年録音)
Drugpa-ka-gyu寺院 等の僧侶 : Gyaling(ボンバルドのような笛)、Rkan-dun(人間の大腿骨を加工した笛)、読経、他
Dhungchen 他 全8曲
チベットの僧侶による読経と種々の楽器による伴奏を収録したものです。上記のCDでは使われていないボンバルドのようなダブル・リードの笛が収録されているので紹介します。この笛はGyalingという名前で、メロディックなフレーズを演奏するために用いるとのことです。
色々な笛が収録されているので、どれがGyalingの音か判然としないのですが、読経が主であり楽しむための音楽ではありません。
チベット密教の専門家にお勧めです。