ブルターニュのポピュラー
Gwalarn / a Raok Mont Pelloc'h
Keltia Musique , KMCD106 , 2000
Veronique Autret : 唄 / Martial Herry :claviers(シンセサイザー?) / Bernard Lenoel : ギター、唄 / Bruno Baron : 唄 /Xavier Lecomte : ヴァイオリン / Philippe Vilmin : ギター
Ar C’hlloareg yaouank 他 全12曲
Gwalarnは唄・コーラスを主体とした活動暦の長いグループです。
本CDは伝統曲をベースとした自作曲を多く演奏しています。ギターやシンセサイザーの伴奏はありますが、ダンス曲を演奏するグループとは違い、しみじみと
した唄を主としています。ブルターニュの伝統曲の香りを残した、素直な自作曲は、今を生きるブルターニュの伝統音楽というところでしょうか。
しみじみと唄を聞きたい人にお薦めです。
Gilles Servat / les albums de la jeunesse
Keltia Musique , KMCD31 , 1992
Gilles Servat : 唄 / David Rusaouen : ドラム / Jackey Thomas : ベース / Patrick Audouin : エレキ・ギター 他
Kalondour 他 全12曲
Gilles Servatという髭を生やしたおじさんが自作曲を唄っています。誠実そうな歌声で、ブルターニュの伝統曲の香りを残した力強いシャンソンという感じです。
本CDはエレキ・ギターなどの電気楽器の他に、ボンバルドやハープなどのブルターニュの楽器を使っていますが、尺八と思われる笛の音も聞こえます。
ブルターニュ風味のシャンソンを聞きたい人にお薦めです。
Michel Tonnerre - douce barbarie
Keltia Musique , KMCD78 , 1997
Michel Tonnerre : 唄 / Stephane Goujon : ドラム / Joel Le Bail : ベース / David Le Bellec : エレキ・ギター 他
Mission 他 全10曲
Michel Tonnerreはブルターニュの船員の唄という分野に入っているようです。荒々しいシャンソンという感じで、酒場などで歌われるのだと思います。
本CDは1曲のみが伝統曲で、他は自作曲であり、ロックバンド的な演奏をしています。
男っぽいシャンソンが好きな人にお薦めです。
Louis CAPART - Marie Jeanne Gabrielle
Keltia Musique , KMCD06 , 1988
Louis CAPART : 唄、ギター / Laurent BOUILLOT : ギター 他
Marie Jeanne Gabrielle 他 全15曲
Louis CAPARTは日本のフォークソング歌手さだまさしを思い出させるような唄をギター伴奏で歌います。
ブルターニュの伝統音楽の香りはしませんが、シャンソンといわれれば、そうかなと思います。やさしく誠実という感じの歌いぶりで女性に人気がありそうな印象です。
フォークソングが好きな人にお薦めです。
DESAUNAY - La pluie et le beau temps
Keltia Musique , KMCD20 , 1991
Patrick Desaunay : ギター、バイオリン、唄 / Serge Desaunay : アコーディオン、唄 / Patrick Perroton : サックス 他
Automne 他 全13曲
Desaunay兄弟を中心としたグループで、いかにもフランスという感じの軽妙な演奏です。ブルターニュの伝統曲の香りも少し残っていますが、Dan
Ar Brazと似た印象の曲もあります。
本CDは1979年のLP"Apres la pluie(雨上がり)”と1984年のLP"Le
beau temps(良い天気)”から選択された曲が収録されています。
雨上がりの良い天気が好きな人にお薦めです。
DAN AR BRAZ - Islands of Memories
Keltia Musique , KMCD32 , 1992
Dan Ar Braz : ギター / Martin Allcock :キーボード、ベース / Ronan Le Bars : ティン・ホイッスル
No One(for Micbou) 他 全11曲
Dan Ar Brazはブルターニュで最も有名なギタリストだと思います。演奏からはブルターニュの伝統音楽とのつながりを直接感じませんが、Dan Ar Brazは昔、Bagadでギタリストをしていたようです。
本CDは1970年代以降のアルバム"Douar Nevez"等から選択された曲を再演奏したベスト盤的なものです。ゆったりした静かな演奏で、眠りに誘い込まれるような印象です。
癒しの音楽を求める人にお薦めです。
Alan Stivell / Live in Dublin
dreyfus , 833 275-2, 1988 (1975, keltia V原盤)
Alan Stivell : 唄、ハープ、ボンバルド他 / Dan Ar Bras : エレキ・ギター / Jackey Thomas : ベース / Rene Werner : フィドル /他
Spered Hollvedel 他 全11曲
アラン・スティーベルはブルターニュで最も有名な音楽家だと思います。本CDはコンサートの実況録音で、ブルターニュの伝統曲をロック・バンド的な編成で演奏しています。
ロック好きの若者には聞きやすい演奏なのだろうと思いますが、古い実況録音なので音が良くありません。
アラン・スティーベルのファン以外には、お薦めできません。