Chorus(合唱)

カリビアン・ポリフォニー/ ベネズエラ極彩色コーラスの魅力

ビクター, VICG60160 , 1998

Orfeon Universtitario : 混声合唱

グアヒーラ・グアンタナメラ 他 全17曲

Bahamas National Youth Choir / Junkanoo Suite

?, BNYC92 , 1992

Bahamas National Youth Choir : 混声合唱

Y O To Mango 他 全20曲

左はベネズエラ中央大学の合唱団、右はバハマ国立青年合唱団のCDです。両者ともに国を代表するコーラスのようで、左の合唱団は1976年に海外公演のために乗ったベネズエラ空軍機が墜落して団員・関係者56人が死亡するという悲劇もありましたが、左CDは1997年に日本で録音されました。右CDは1992年のカナダ公演を収録したものです。
両CDを聞いた印象は、欧米の合唱団と似ています。カリブの曲を、欧米風味で聞かせるという感じで、多分、恵まれた家庭の優等生たちなのでしょう。
裕福な家庭に生まれ才能に恵まれた人々は幸福が約束されているように思いますが、実は、不幸に陥りやすい危険の多い人生なのです。お金持ちはワガママになりやすく、才能豊かな人は高慢になりやすく、地位の高い人は支配することを望むようになります。このような人々が自分の事を優先し他人を顧みることがなければ不幸な社会が生まれることは明らかですが、さらに、自己中心的な考えは本人をも不幸にします。
しかしながら、自己愛を悪として避け、公正な務めを愛し、他人を思いやる心があれば、裕福で恵まれた人々には本物の幸福が約束されていると思います。(2010.06.26)

(追記)聖書には「金持ちが天界に入るのはらくだが針の穴を通るのと同じく困難である」と記されていますが、スエデンボルグは「富を目的とせず生活や業務の手段と考え、用(役立ち)を愛すれば、富んだ者でも天界に受け入れられる」と述べています。


 

ニューカレドニアのカナク族(Chants Kanaks)

Le Chant du Monde(キング), LDX274909 , 1990

カナク族の人々 : 唄、演奏

マレクラのビグナンバスの歌 他 全18曲

ニューカレドニアのカナク族の儀礼歌と子守唄を収録したCDです。本CD収録の「マレクラのビグナンバスの歌:Bignambas de Malekula」を聴いて驚きました。これは19世紀末に牧師によって持ち込まれた新教の讃美歌に由来すると解説に記されていますが、右CDの米国セイクレッド・ハープと同じものです。セイクレッド・ハープはファソラ音楽とも称され、18世紀半ばからニュー・イングランド地方で盛んになった歌唱学校にさかのぼり、かん高い声で思いっきり唄われる合唱で、静かな宗教音楽ではありません。この合唱は人に聴かせるものではなく、歌い手のためのものであり、みんなが歌唱に参加して、抑制無く唄う事を楽しむのだそうです。
プロ歌手の唄う右CDは洗練されすぎた印象ですが、カナク族の現地録音は迫力満点で生き生きした素晴らしい合唱です。皆が好き勝手な声を出しているのですが、喉声(ホーミーやブルガリア・ボイス風の声)を出す人もおり、非常に複雑な表情を持っています。どれほど優れた合唱指導者がいたとしても楽譜に基づく訓練などでは作り出せない音楽であると感じました。人間業を超えた力を感じるのは私一人ではないでしょう。
右CDがスーパーで売っている「栽培きのこ」であれば、左CDは山で採ってきた「天然きのこ」のような感じです。

追伸)1年程前に合唱に関する夢を見てから、色々な音源を入手し聞いてきたのですがピンと来るものがなく興味を失いかけていた時に本CDに出会いました。合唱に関する謎の一部が解けたような感じもしますが、夢には、より深い別の意味もあったような気がします。(2010.02.22)

Josquin

Gimell, CDGIM009 , 1986

Peter Phillips 指揮 The Tallis Scholars : 混声合唱

Missa Pange Lingua 他 全2曲 

Josquin des Pres (1440-1521)作曲のミサ曲を収録したCDです。
Tallis Scholarsという混声合唱団により英国オックスフォードのMerton College チャペルで録音されました。無伴奏での8名の合唱ですが自然な響きにより声が混じり合い、各人の個性が消えたような一体感を感じる上品な合唱です。グラモフォンのRecord of the Year というシールも貼られているので、多分、名合唱なのだと思います。
本CDを20年以上前に輸入盤として入手した時は、購入を躊躇するほど高価だったことを憶えていますが、当時のCDプレーヤは使い古しで調子が悪く、本CDの盤面はキズだらけになり、反射面のアルミに腐食も始まったため、私としては珍しくバックアップ用CDRを作成しました。現在では古楽や宗教曲の人気がないためか、同様のCDは安価に入手できると思います。
イギリスらしい誠実な印象を与える合唱です。



Carpentras 

MusiFrance , 2292-45021-2 , 1990

A SEI VOCI : 男声合唱

イスラエル国歌 他 全18曲

Elzear GENET dit CARPENTRAS (?-1548)作曲の宗教曲?を収録したCDです。
Radio FranceによるA SEI VOCIという男声合唱団の録音です。無伴奏での6名の合唱ですが、熟練した弦楽四重奏団のような意思疎通により、各人が声を合わせて音楽の起伏を作り出していくという感じの上品な合唱です。最近でも聞くことがある、私の愛聴盤です。
フランスらしい繊細な印象を与える合唱です。

Misa Flamenca ,Misa Mozarabe

Philips(日本ビクター), SFX-7584 , 録音年等の記載なし(第21回芸術祭参加)

Rafael Romero :唄、Victor Monj :ギター 他 

ミサ・フラメンカ、ミサ・モサラベ 全2曲

スペインのミサ曲を収録したLPです。第21回芸術祭参加というタイトルがあり、浜田慈郎さんの詳細な解説が付いています。
ミサ・フラメンカはフラメンコを取り入れた新作ミサ曲で、聞く前は変な組み合わせの珍品かなと思っていたのですが、聴いてみると魅力的なミサ曲でした。ペリコン・デ・カディスやペペ・エル・クラータ、ラファエル・ロメロなどの名歌手を揃えた演奏は聴きごたえがあります。
ミサ・モサラベはイスラム教徒の支配下にあった8世紀から15世紀のイベリア半島におけるキリスト教徒のミサ曲を復元したものです。復元と言っても古文書には旋律の記載は殆どないため、「音楽史の研究資料」ではなく、ひとつの「芸術作品」として新たに作られたものだそうです。一聴すると普通のミサ曲なのですが、編曲や伴奏が現代的なためか、とても新鮮な音楽に聞こえます。例えると素朴な民謡を現代音楽の大家が編曲し、一流の聖歌隊が演奏しているという感じです。
古めかしいミサ曲もブラシ・アップすると魅力的です。



Tinctoris 

nonesuch , H-71048 , 録音年等の記載なし

Roger Blanchard 指揮 Instrumental and Vocal Ensemble : 男声合唱と器楽伴奏

Missa Trium Vocum (Mass for Three Voices) 全6曲

Johannes Tinctoris (1436-1511)作曲のミサ曲を収録したLPです。
Roger Blanchard 指揮による男声合唱と器楽伴奏グループ(10名程度?)による録音です。現在のヨーロッパの古楽演奏に比べると米国らしい元気のよい合唱と演奏ですが、15世紀当時に比べれば洗練された演奏なのかも知れません。
本LPは米国ニューヨークnonesuchの高品質盤で、レコードが厚いのに軽いという珍しいものです。通常は盤が厚ければ重たいのですが、材料か製法が違うのでしょうか?子供の頃、近所のおじさんが捨てたSP盤を円盤のように投げて遊んだのですが、簡単に割れるものや中に紙が入っていて割れにくい盤など色々あったような記憶があります。この数年、古いLP盤を購入するようになって、LP盤にも色々なものがあるらしいと感じています。

Rachmaninov - Les Vepres OP.37

Le Chant du Monde (Melodia), LDX785552/53 , 1965

Alexandre Svechnikov 指揮 U.R.S.S国立合唱団 

les Vepres OP.37 全15曲(LP2枚組) 

ラフマニノフ作曲の晩祷を収録したLPです。晩祷とは、ロシア正教の典礼曲で、無伴奏の混声合唱曲です。本LPはソビエトのMelodiaが1965年に発表した音源をフランスのLe Chant du Mondeが再発したもので、宗教を民衆のアヘンとした当時のソ連で宗教曲は珍しく、ヨーロッパ中で大評判となった録音のようです。迫力あるバスなど聴きごたえのある大合唱団で、本場ロシアの合唱を聞く場合のスタンダードという印象です。
合唱に興味がある人は少ないようで、東京の中古レコード店にはヨーロッパ各国で発売された同録音のLPがあり、選択に迷ったのですが、どれも数百円と御買得でした。(私も大合唱団は苦手で、楽しく聞けません)



ビザンツ・スラブ聖歌の魅力 

Teichiku (Balkanton), KUX3140BA , 1978

ゲオルギ・ロベフ 指揮 ブルガリア国立カペラ合唱団  

主よ汝が御国に 他 全10曲 

ブルガリア及びロシア各地のロシア正教会の聖歌を収録したLPです。
伊藤恵子氏による解説は、聖歌の歴史を含めた詳細なもので、3ヶ国語併記の歌詞まで付いています。この解説をざっと読んで印象に残ったことは聖歌への支配層の関与の大きさです。そのため、各種資料が豊富に残っており音楽の歴史を勉強する人には良い題材ですが、支配層の委託で作曲される聖歌は大地の響きを失っていくのかなと思いました。
本LPはブルガリアの合唱団なのでブルガリア・ヴォイス風味を期待して購入したのですが、普通(ロシア風味)の合唱でガッカリしました。
ラフマニノフ作曲の晩祷と似た印象の曲もあり、聖歌の歴史を勉強したい人には貴重な資料です。

東方スラブ聖歌の魅力

Teichiku (harmonia mundi), ULS3385H , 1978録音

ディミトリー・プスコフ 指揮 国立ソフィア男声合唱団

生くるものはすべて 他 全11曲 

18世紀以降の西欧化されたロシア聖歌のLPです。
本LPにはイタリア音楽の影響がある聖歌が数曲収録されておりビックリしたので紹介します。イタリア系ペテルブルク派最期の巨匠ボルトニャンスキー(1752-1825)の曲などは、壮大な複合唄、流麗な上声部などを特徴とし、聖歌とは思えない特異な印象を与えます。聖歌は本来、聞き手を必要としない音楽のはずですが、これらの曲は派手なコンサート用の合唱という感じで、最後に拍手とブラボーの声が聞こえないのが不思議な程の熱唱です。
聞き手(支配者層?)を意識した聖歌です。

Siberian Chorus

Melodia, 33C01669-70(a) , 録音年などの記載なし

Vladimir Chirkov 指揮 Siberian Folk Chorus

I was making a shirt 他 全12曲 

シベリア民謡の合唱を収録したLPです。
1945年にNovosirskで初公演した合唱団Siberian Folk Chorusによる本LPにはメンバーが収集、編曲した西シベリア、ロシアの伝統曲や新作?が録音されています。聞いた印象は10人程度の女声合唱を主に曲によってはアコーディオン?やバラライカなどの器楽伴奏が付きます。哀歌やダンス曲などの様々な印象で、軽快で楽しめる演奏が多いのですが、ポリフォニー的な高度な編曲をしたものもあり、当時のソビエトが力を入れていた音楽分野ではないかなと感じました。ジャケットも上品な版画のような良い感じです。
以下に本LPからの録音を紹介します。

http://www.youtube.com/watch?v=cPv5BBFuiM8

Northern Russian Folk Chorus

Melodia, 33C01671-72(a) , 録音年などの記載なし

Nina Meshko 指揮 Northern Russian Folk Chorus

Oi, a Steed Runs 他 全13曲 

北方ロシア民謡の合唱を収録したLPです。
1926年に村の学校の先生により設立されたNorthern Russian Folk Chorusは1940年にプロの合唱団になりました。本LPには古い北の歌(哀歌、円形ダンス、結婚式、ユーモア)が収録されています。アコーディオン?やバラライカなどの器楽伴奏が付いた女声合唱という、いかにもロシア民謡風の曲が多いのですが、聴き慣れないブルガリア・ヴォイス風味の曲や郷愁を誘うような鄙びた曲も収録されており魅力的です。
ジャケット写真も素晴らしく、昔、何かで見た、シベリアの農家の夏の庭の美しさ、豊かさ、を思い出しました。
以下に本LPからの録音を紹介します。

http://www.youtube.com/watch?v=mQmfCm_mGiQ

Roumanie - Le Monastere de Putna

Ocora, 558505 , 1976

Putna 修道院の人々 : 合唱 

ルーマニアのプトナ修道院のミサを収録したLPです。Putna 修道院は1466-1481年に建築され1902年に改修された美しい建物です。本LPは通常のミサを現地録音したもので、ルーマニアのオーソドックスな教会音楽だということです。いかにも聞き手を必要としない音楽という印象で、修道僧が各自勝手な声を出してお祈りをしているような合唱です。いつもの御勤めご苦労様という感じなので、聴いて楽しいものではありません。



Roumanie - polyphonie vocale des Aroumains 

Le Chant du Monde , LDX74803 , 1983

Arumanians の人々: 合唱、バグパイプ演奏 など  

ルーマニアのアルマニアンのポリフォニー合唱やバグパイプ演奏などを収録したLPです。
ブルガリア・ヴォイス風味の合唱は面白いのですが、独特の憂愁という気分が共通して感じられます。結婚式での歌もありますが、楽しい気分になるような音楽とは思えません。このメランコリーな雰囲気は東欧の基底にあるでしょうか?

Armenie - Chants Liturgiques du Moyen.Age

Ocora, OCR66 , 録音年などの記載なし

Emma Dzadourian 指揮 男声合唱 など

Amen, the Father is Holy 他 全15曲

アルメニアの古い聖歌を収録したLPです。
解説には4世紀頃からの記載があり、私には何のことか理解できないのですが、古い聖歌を収録してあるようです。聞いた感じも、単調で不思議なメロディーの男声合唱なので、特殊な音楽なのだろうと思います。私は、このような音源を聞くと、当時の音楽の香りを復元できているのかな?と疑問に思います。OcoraのLPなのでインチキものではないと思いますが、聴いて楽しめるものではありません。

長崎・生月島のオラショ

King, KICW85186 , 2001

大岡 留一、土肥 栄、磯本 義明 : 詠唱

デウスパイテロ 他 全34曲 

長崎の隠れキリシタンの詠唱であるオラショを収録したCDです。400年以上前にヨーロッパから伝来したキリスト教が禁教になり、宣教師との接触を絶たれ、教義の理解は不十分ながら「形」だけが呪文のように口承された祈りがオラショだそうです。本CDの帯には聖歌という文字がありますが、聞いた印象は歌ではなく、仏教における念仏とか詠唱という感じです。後半には抑揚(旋律?)を感じる部分もありますが、これを男声合唱というのは無理だと思います。私は退屈なので聞き通していません。
本CDは、聴いて楽しむものではなく、消えゆく伝統の記録です。(これを音楽CDとして発売するのは無理があると思います)



ホロコーストの歌 

聖イエス会ロゴス社 , PCDZ-1599 , 1998

第10次 黎明合唱団 : 合唱

イスラエル国歌 他 全18曲

日本のキリスト教系合唱団による米国での演奏会を収録したLPです。
聖イエス会という京都にあるキリスト教団に属した黎明合唱団が、米国でユダヤ系の歌を主とした演奏会を行ったようです。私は好奇心から本CDを入手したのですが、普通の混声合唱という感じで、日本人がヘブライ語の歌を米国で唄う意図が分かりません。
キリスト教には様々な会派があり、不思議な教義もあるようで、本物の信仰を得ることは至難の業のような気がします。
宗教は内面的なものです。外面的な言葉や動作にこだわり、他人をコントロールするための組織を作り、現世利益を目的とするものはインチキ宗教なので、注意が必要です。(私は特定の団体を批判しているわけではありません。この理解によれば、殆どの宗教団体がインチキものとなりそうです)

高田三郎作品集U

Victor, SJX-1112 , 1981

高田三郎 指揮 盛岡コメット混声合唱団、大久保混声合唱団

ひたすらな道 他 全3曲

日本の混声合唱を収録したLPです。
合唱を好きな人は多いようで、色々な合唱団があるようです。本LPは全日本合唱連盟推薦という帯も付いており、たぶん、素人合唱団の御手本として作成されたものだと思います。お手本らしく、真面目で丁寧な合唱なのですが、聴いて楽しいものではありません。型にはまった感じで、自由で生き生きとした感じが希薄です。本LPと同様のものを10枚程度入手して聴いてみたのですが、残念ながら面白く感じたLPはありませんでした。
こうしなさい、アレはダメ、と形に嵌めるための指導では、外面的には一糸乱れぬ綺麗な合唱はできるでしょうが、自発性のある生き生きとした音楽を生むことは困難のようです。




Italienische Chormusik der Gegenwart 

TELLEFUNKEN , SLT43095-B , 1964録音

Monteverdi-Chor : 混声合唱と器楽伴奏

nonsense 他  全4曲

現代イタリアの作曲家3名Peragallo(b.1910), Dallapiccola(b.1904), Petrassi(b.1904) による合唱曲を収録したLPです。
表紙写真のMonteverdi-Chorという大合唱団にピアノと打楽器の伴奏が付きます。1964年のハンブルグ・ホールでの公演を実況録音したものです。高い女声が印象的な高次の和音(不協和音?)を用いた静かな合唱に突然、打楽器の音が入ってビックリというような曲が主です。逆回転テープを聞いているような抑揚があり、フワフワした酩酊感というような印象を持ちました。日本の合唱LPにも似た印象の曲がありますが、何か関連があるのでしょうか?音楽に酔うと言えば褒め言葉だと勘違いする人もいるかも知れませんが、現実感がないとか地に足がついていないという感じです。
お酒が好きな人は多いですが、イヤなことを忘れた酩酊状態を幸福だと思うのは勘違いです。覚醒した状態でイヤな自分を反省することが幸福に繋がるという真実を知る人は少ないようです。

謡曲 盛久

能楽名盤会, NL-1803 , 昭和32年11月14日録音

林喜右衛門:シテ・地、原祥隆:地、福井幾十郎:ワキ、他

観世流謡曲 盛久 全曲

謡曲 盛久を収録したLPです。
謡曲は独特の迫力のある声で、男声合唱として聞くと、面白い音楽です。他人の声を聞きながら、微妙な間合いを取り、声を合わせていくという印象で、歌詞が分らない私のような素人でも、男声合唱の一種として楽しめます。
能楽は歌舞伎に比べ地味で内面的な演劇であり、謡(歌詞の意味)を理解することが重要だそうです。盛久は観世音菩薩を篤く信仰していたため、刑場で斬首されようという時に懐の経巻から強烈な光が出て、処刑人の刀を真っ二つにしてしまったという物語ですが、信仰による奇跡として理解すると面白いと思いました。

日本こどものうた名曲全集その6 - 赤いくつ

King, KR(h)1011 , 1966

東京少年少女合唱隊、倍賞 千恵子、他

あんたがたどこさ 他 全20曲

子供の唄を収録したLPです。
昔の子供達は皆で歌いながら遊んでいました。本LPにも「あんたがたどこさ」などの童謡(わらべうた)が収録されていますが、最近は近所の公園でも童謡を歌っている子供の声を聞いたことがなく、寂しい感じです。一人でも大きな声で歌い出せば、声を合わせる子供達が現れるような気がします。