フィンランド

妙なる調べ/魅惑のカンテレ

キングレコード , KKCC 4172 , 1996 (ONDINE原盤)

シニッカ・ヤルヴィネン : カンテレ / マッティ・コンティオ :カンテレ

ポルスカ125 他 全15曲 

カンテレは約2000年にわたって民族楽器としてフィンランドおよび周辺諸国で奏されてきた、ハープに似た音色の楽器です。
このCDは、2人のカンテレ奏者によるデュオで、演奏曲はフィンランドの民謡と、新たに作曲された現代曲です。演奏、録音ともに素晴らしく楽しめます。
カンテレを聞いてみたい人にお勧めです。

 

PINNIN  POJAT

AMIGO , AMFCD2002-2 , 1992

Arto Jarvela : バイオリン、ニッケルハルパ、マンドリン、唄 / Kimmo Pohjonen : ハーモニカ、唄

Viulunostovalssi 他 全15曲 

フィンランドの伝統音楽を男性2人で演奏しています。polskaという名前がついた曲が数曲あり、踊りの伴奏が主なのでしょうか?(ほとんどの曲にtradという記載がありますが、フィンランド語の解説が読めません)
このCDの演奏は元気が良く哀愁を感じさせる曲はほとんどないのですが、スコットランドやアイルランドの器楽曲の香りを感じます。(フィンランドはバイキングの国ではないようですが、それらを介した交流があったのでしょうか?)
荒々しく、一聴すると素人の演奏のように感じますが、細部から高い技術をもっていることがわかります。
元気のよいフィンランドが好きな人にお勧めです。