アゼルバイジャン

アゼルバイジャンの音楽(ムガーム) 

Philips(Unesco), PC-1713 , 1979

バーフラム・マンスロフ : タール独奏

ムガーム・シュール 他 全7曲 

アゼルバイジャンのリュート系の弦楽器を収録したLPです。8の字型の弦楽器タールはペルシャのものとわずかに異なり、現在は6弦+5弦(複弦)としているようです。演奏者バーフラム・マンスロフは1911年生まれで祖父、父も名声高い音楽家でした。アゼルバイジャンの音楽ムガームは、通常、一人の歌い手にタールなどの伴奏が伴って演じられますが、演奏者が非凡な名手である場合に限って、タール独奏で演じられます。
本LPは、さすがに名手によるものであるためか、演奏に引き込まれると意識が飛んで眠ってしまい、何が魅力的なのかを説明できないのが残念です。

Alem Kassimov 1

INEDIT , W260010 , 1989 

Alem Kassimov :唄 他

Mugam Chargah 他 全2曲 

アゼルバイジャンはグルジアの東にある国で、本CDはMugamという伝統音楽を収録したものです。アラブ、ペルシャ、ビザンチィンの音楽の一種だと思います。
本CDはAlem Kassimovという男声+伴奏グループによる演奏会の実況録音です。アラブ的な旋律で細かく動く歌唱です。私は、アラブは苦手というか、よく分らないのですが、即興的でリズミックな音楽なので馴れると楽しめるのではないでしょうか。
アラブと仲良しになりたい人にお勧めです。